「観察から。」

射し込みかたを
もっとタユヤカに


2008.7

タユヤカは”たゆたふ”の意味でつかっています

「夕方はじめ」

胸のね
真ん中すこし左寄りに
グェングェン動く塊があるの

なにかが生きてる

あ
これが心臓っていうの

2008.7

「ピアノ」

なにかが溢れてきたら、
首を振りながら
「あー」と少し高めのこえを出す

よし
おちつけ

2008.7.

「経験済み？」

人は、
本当に本当に弱ってしまうと、
誰かに、目の前まで来て手を引いてそっと添ってもらわないと
トイレさえ、食事さえ、眠りさえ、
とれなくなる（正確には興味がなくなる）と思います。


2008.7

「中野に降り立つ」

中野は沖縄の街

エイサーの練習が駅前でできる街

ああふるさと

吉祥寺よりも更にごたまぜ感

吉祥寺もふるさとだけど

変な色合いの服の人が居ても、ヨレヨレの服の人が居ても、まったく気にされない街

広場に座っているのは老若男女

平日なのに暇そうなこの夕方の感じ

楽だー


2008.7

＊中野：東京都中野区
＊エイサー：沖縄の伝統芸能（太鼓と踊り）

「いつものこと」

2日か3日お風呂に入っていないのに
サンストリートのチャイハネのセール見に行こうとしたら
汗臭過ぎて母親から外出禁止令が出ました

ま、たしかに。


2008.

「あそぼう」

身体をたたむとあら不思議

座ってるんですねー

おもしろねー、からだって。


2008.

「プール」

どんなにどんなに
どんなーに手を伸ばしても、
指の先に触れる液体。

まるでゴムになった気分で、
どんなにどんなに
どんなーにグニャグニャしたり筋肉の一部を強ばらせても、
絶えずそこには液体が吸いついてくる。

こんな心強いことはない

静かな昼間の屋内で
聴こえるのはコポコポ・ゴワゴワという水の音だけ。
たまに、樹の幹に耳をつけていたっけ？と錯覚する


2008.

「手探り」

手探りなんすよ

お腹痛いし眠たいし

身体が歪んでいようとずれていようと

枕の位置を変えようと

スタートに居ないでマイナス地点に居た分いろんなものが降りかかる
承知のこと

しかし手探りだけに

一気にピョ〜ンとはゆけず

夏の湿気が唯一の救い

そろそろ月が満ちます

次に山や湖が観られるのは一体いつなんだろう


2008.

「眠る前」

一本の線がありました

それが私のライフライン



2008.