~日常を離れてつくったものたち~ 創作文・写真・絵
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「オリナス」
家族連れ
家族連れ
中学生カップル中学生
お姉さんが仁王立ちでショーケースの中の飾りの眼鏡を磨いているから、
ショーケースの中のピカピカの腕時計が見えないよ。
ガムランの音がするペンダントはもうなかったよ。
欲しいものはなかったよ。
豚の毛の櫛試したら、よかったよ。
女子中学生そんなに大笑いしてると目眩がするの。
フレンチコネクションのワンピースは可愛かったけど
欲しいものはなかったよ。
靴にも目を奪われなかったよ。
昇りエスカレーターの横で
丸まって地面に頭をつけてウエンウエン泣いてる男の子。
駄々をこねているのね。
私の拳のように小さいその頭に手をのせる。
男の子きょとんと泣き止む。
すべての子どもはわたしの子
2006.10.8
家族連れ
家族連れ
中学生カップル中学生
お姉さんが仁王立ちでショーケースの中の飾りの眼鏡を磨いているから、
ショーケースの中のピカピカの腕時計が見えないよ。
ガムランの音がするペンダントはもうなかったよ。
欲しいものはなかったよ。
豚の毛の櫛試したら、よかったよ。
女子中学生そんなに大笑いしてると目眩がするの。
フレンチコネクションのワンピースは可愛かったけど
欲しいものはなかったよ。
靴にも目を奪われなかったよ。
昇りエスカレーターの横で
丸まって地面に頭をつけてウエンウエン泣いてる男の子。
駄々をこねているのね。
私の拳のように小さいその頭に手をのせる。
男の子きょとんと泣き止む。
すべての子どもはわたしの子
2006.10.8
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ここまでに載せた作品たちは過去10数年間のものです。
わたしは超寡作です。
むりやり押し出すことはしないから。
だからこれから先の更新頻度は見当がつきません。
でもよかったら時々覗いてくださいね。
いつ傑作が生まれるか分かりませんから・大笑!!
親愛なるみなさまへ
ようこ
「こんな夢をみた」
私の腰には蝶のようなリボンのような痣があった。
まだ誰にも見られたことのない痣。
裸でいてもまるで後ろにリボンの付いたドレスを着ているよう。
雨が降っていた。土の匂いがした。
草木は5月の青臭い匂いをそこらじゅういっぱいに放っていた。
傘には同じリズムで雨音が続き、雨合羽代わりの上着の下は汗をかいていた。
さっきから複式呼吸を繰り返している。自分の身体がゴムになったかのよう。
伸びたり縮んだりする皮。
もうすぐ夕暮れ。
当てもなく山道を散策していた。ほとんど真っ直ぐな道。
ふと、行き詰まってしまった。
両側はなだらかな谷になっていて、しかも木々が生い茂り、回り道が見つからない。
「おかしいな。道をただ伝ってきただけなのに。
Uターンするのも嫌だな。」
試しに目の前に茂る草を少しかき分けてみた。
そこには朽ち果てつつある小さな仏像が幾段にも並んでいる。
一体一体ばらばらの大きさ、表情、間隔で。
気づくと私はその一体一体と目を合わせ、手を合わせ、挨拶をしていた。
理由はなんにもなかった。
よく見ると、その段々の奥の方に竹垣のようなものが見える。
私は目を凝らす。
すると、人がひとりザザッと動くのが見えた。
トレーナーにジーンズ姿だった気がする。佇まいが静かな人。
その人はしゃがんで身体の横にある桶から柄杓で水をすくい手を濡らしていた。
私はじっと見ていた。
その人が立ち上がろうと何気なく視線をずらした時、私と目が合う。
草影から覗いている私は少し気まずく こんにちは、と言う。
すると、その人小さな声で 「こんにちは」と返す。
男性か女性か分からない。
そこで目が覚めた。
作成年月日不明
私の腰には蝶のようなリボンのような痣があった。
まだ誰にも見られたことのない痣。
裸でいてもまるで後ろにリボンの付いたドレスを着ているよう。
雨が降っていた。土の匂いがした。
草木は5月の青臭い匂いをそこらじゅういっぱいに放っていた。
傘には同じリズムで雨音が続き、雨合羽代わりの上着の下は汗をかいていた。
さっきから複式呼吸を繰り返している。自分の身体がゴムになったかのよう。
伸びたり縮んだりする皮。
もうすぐ夕暮れ。
当てもなく山道を散策していた。ほとんど真っ直ぐな道。
ふと、行き詰まってしまった。
両側はなだらかな谷になっていて、しかも木々が生い茂り、回り道が見つからない。
「おかしいな。道をただ伝ってきただけなのに。
Uターンするのも嫌だな。」
試しに目の前に茂る草を少しかき分けてみた。
そこには朽ち果てつつある小さな仏像が幾段にも並んでいる。
一体一体ばらばらの大きさ、表情、間隔で。
気づくと私はその一体一体と目を合わせ、手を合わせ、挨拶をしていた。
理由はなんにもなかった。
よく見ると、その段々の奥の方に竹垣のようなものが見える。
私は目を凝らす。
すると、人がひとりザザッと動くのが見えた。
トレーナーにジーンズ姿だった気がする。佇まいが静かな人。
その人はしゃがんで身体の横にある桶から柄杓で水をすくい手を濡らしていた。
私はじっと見ていた。
その人が立ち上がろうと何気なく視線をずらした時、私と目が合う。
草影から覗いている私は少し気まずく こんにちは、と言う。
すると、その人小さな声で 「こんにちは」と返す。
男性か女性か分からない。
そこで目が覚めた。
作成年月日不明
「フリーダ・カーロ」
『太陽と生命』
『菜食主義の吸血鬼』
『蘇生する静物』
『故パトリッジ夫人の肖像』
『それから私達はミノタウロスに逢った!』
『紅いからだの白い牛』
『2つの影』
『Black bird』
2003.
『太陽と生命』
『菜食主義の吸血鬼』
『蘇生する静物』
『故パトリッジ夫人の肖像』
『それから私達はミノタウロスに逢った!』
『紅いからだの白い牛』
『2つの影』
『Black bird』
2003.
「あなた」
信号待ちや駅の人出、二人乗りの自転車。
すべてにあなたが宿っています。
細いしなやかな身体、
スッと伸びた鼻、
顔にかかる髪。
ふと振り向いた横顔、
話相手への眼差し、
前かがみの歩き姿。
そこから繋がり、喚起されるあなたの声、穏やかな音。
すべてがあなたです。
あなただけがどれ一つ欠かさずもっているものです。
2005.8.
信号待ちや駅の人出、二人乗りの自転車。
すべてにあなたが宿っています。
細いしなやかな身体、
スッと伸びた鼻、
顔にかかる髪。
ふと振り向いた横顔、
話相手への眼差し、
前かがみの歩き姿。
そこから繋がり、喚起されるあなたの声、穏やかな音。
すべてがあなたです。
あなただけがどれ一つ欠かさずもっているものです。
2005.8.
仕事に行くことしかできなかった
仕事場には半妖精の子ども達があふれているので私は救われた。
入り込んでこようとする強引な瞳に。
その小さな手に。
その押し付けられる温かく重みのある身体に。
本もビデオもあまり、どうでもよかったので、ただ布団にくるまれて目を閉じていた。
そのまま眠ってしまうことも多かった。
目が覚めてそれが夜中だったりすると、
いつか観たコンテンポラリーダンスのように
ぐるりと身体を静かに回転させて床に着地する。
そこでやっと目覚める。
2003.4.24
仕事場には半妖精の子ども達があふれているので私は救われた。
入り込んでこようとする強引な瞳に。
その小さな手に。
その押し付けられる温かく重みのある身体に。
本もビデオもあまり、どうでもよかったので、ただ布団にくるまれて目を閉じていた。
そのまま眠ってしまうことも多かった。
目が覚めてそれが夜中だったりすると、
いつか観たコンテンポラリーダンスのように
ぐるりと身体を静かに回転させて床に着地する。
そこでやっと目覚める。
2003.4.24
「1月30日金曜日」
長い旅から友人が帰ってきた
穏やかに晴れた暖かい昼下がり
公園で小さい子ども達がキャアキャア遊んでいた
中年女性が買い物袋片手に、もう片手に孫の手を握っていた
デローンとした中学生が荷物を重そうに担ぎながらゆっくりゆっくり友人らと歩いていた
5人の学校帰りの小学生の男の子はあだ名をどうするか口々に希望を言い合っていた
車体修理士の男性が煙草を吸いながら車から降りてきた
友人は毛糸帽をかぶり片手に大きなボストンバックをもって200m先からゆっくり歩いてくる
2004.1.30
長い旅から友人が帰ってきた
穏やかに晴れた暖かい昼下がり
公園で小さい子ども達がキャアキャア遊んでいた
中年女性が買い物袋片手に、もう片手に孫の手を握っていた
デローンとした中学生が荷物を重そうに担ぎながらゆっくりゆっくり友人らと歩いていた
5人の学校帰りの小学生の男の子はあだ名をどうするか口々に希望を言い合っていた
車体修理士の男性が煙草を吸いながら車から降りてきた
友人は毛糸帽をかぶり片手に大きなボストンバックをもって200m先からゆっくり歩いてくる
2004.1.30
「無題」
細い首に巻いたマフラーはドドメ色
朝も寝る時も一日中つけてる。
真っ白いボダムのマグカップで緑茶やコーヒーやウーロン茶をガブガブ飲みながら、ひたすらノートを文字で埋めていた。
なぜって、もうやりたいことが他になかったから。
テトリスも飽きたし読書も一段落し、
自分に入ってくる情報に追い付けなくなったから。
今度は出すのだ。
ウンコのように。
でも私は脳もベンピのようで
クスクスくすぶっているだけで、大したこと考えていない。
床に落ちている髪の毛拾うのもやってしまったし、
加湿器の水も入れ替えてしまった。
父と鉢合わせしたので煙草は手に入らなかった。
仕事も休み、ただベッドに横になっているのに
普通に食べるもんだから当たり前なのに、
太ったことを気にしてお腹をムリヤリ昨日より太くつまんでみる。
2004.1.10
細い首に巻いたマフラーはドドメ色
朝も寝る時も一日中つけてる。
真っ白いボダムのマグカップで緑茶やコーヒーやウーロン茶をガブガブ飲みながら、ひたすらノートを文字で埋めていた。
なぜって、もうやりたいことが他になかったから。
テトリスも飽きたし読書も一段落し、
自分に入ってくる情報に追い付けなくなったから。
今度は出すのだ。
ウンコのように。
でも私は脳もベンピのようで
クスクスくすぶっているだけで、大したこと考えていない。
床に落ちている髪の毛拾うのもやってしまったし、
加湿器の水も入れ替えてしまった。
父と鉢合わせしたので煙草は手に入らなかった。
仕事も休み、ただベッドに横になっているのに
普通に食べるもんだから当たり前なのに、
太ったことを気にしてお腹をムリヤリ昨日より太くつまんでみる。
2004.1.10
「つまらなーい!」
つまらなーい!!
から踊ってみる。
っていっても
腕ブンブン回して、
ちょっと腰振るくらい。
脚上がらないし。
あとは髪の毛左右にブンブン。
鏡の中に私がいる。
部屋の中でマフラーしてる。
鏡の隣りに大好きなモデルさんの写真がある。
2004.1.10
つまらなーい!!
から踊ってみる。
っていっても
腕ブンブン回して、
ちょっと腰振るくらい。
脚上がらないし。
あとは髪の毛左右にブンブン。
鏡の中に私がいる。
部屋の中でマフラーしてる。
鏡の隣りに大好きなモデルさんの写真がある。
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