「にち曜日」

毛布と冷たいシーツの間を行き来しながら一日を過ごしていました。
何日ぶりかの春日和。
目の前の公園は、
子ども達の幸せそうな歓声で溢れていました。
聴いているだけで幸せになる声。

だから悪夢をみても平気でした。

2006.5.26

「逃げる」

逃げない。逃げる。逃げない。

あなたは逃げる？
私は逃げる？

2006.3.

「残像」

過去の幽霊が現れて
咲いたばかりのたんぽぽの
花をたべた


2007.4.8

「破格の笑顔」

そんな思いは
トイレにジャーと
流してしまいなさい

とお月様が言っていました


”下水道は文句を言わねんだなぁ”
って
相田みつをさんも言ってるよ



2006.4.6

「電車より」

白
あふれて
載る
神田川



　　

2007.3.31

＊画像：小さい頃から見ている一番近所の桜
　　　　クリックで大きくなりまする

「手」

手がカサカサしていました

爪は白く長く伸び、指先はささくれだらけでした

手のひらは驚くほど温かなのに、
指の先端はとても冷たく
今すぐにでも風化して粉々に散ってしまいそうでした

だからその手を包みました
わたしの手で


2007.3.29

「きおく」

わたしの子は
眠りから覚め
傍らにわたしが居ないと
小さな声で
わたしをよびます



2007.3.22

「わたしの子」

あなたは大切な大切なたからもの。

怖くはないよ。
わたしがこの腕であなたをしっかり守っているからね。

苦しかったら緩めるし、
哀しかったらギュッとするから。

安心してお休みなさい。

わたしもね、
あなたがいるから心安らかに眠れるんだよ。


遠くにいても心を送ります。

だから大丈夫。
あなたは心おきなくスクスク育って。

忘れないでね、
わたしはこれが幸せなのよ。

あなたがわたしの大切な子どもであることに
ずーっとずーっと変わりはない。

ああ何てしあわせ。



2007.3.17

「ミラクル」

這い回る
泣き崩れる
”れない”
行けない
花とケーキ
酔いつぶれる
這い回ろうとしたら
手をつなぐ
さいごに喜んだのは誰


2007.3.7

「わたしがオノ・ヨーコならば」

まずは髪をとかしなさい



2007.3.4